カジノが最も恐れるブラックジャック必勝法「カウンティング」の真実とは?
ギャンブルは「破滅への片道切符」などと揶揄されがちだが、実際には、ロジカルな戦略と技術を駆使して“勝ち続けている”プレイヤーも存在する。運任せではなく、計算とスキルで勝ちを掴む人々がいるのだ。
その代表格が、ブラックジャック(以下BJ)。なかでも、カジノが最も警戒する“合法すれすれ”の戦術――それが「カードカウンティング」だ。
プロBJプレイヤーが語る「カウンティング」のリアル
「一人で動くと目立つので、アメリカ人2人とマレーシア人の仲間を組んで稼いでいました」
そう語るのは、BJ歴20年、年間5000万円以上を稼ぎ出すという“プロプレイヤー”K田氏。現在も新たなカジノを探して世界を飛び回っているという。
「プレイヤーが勝てる確率が現実的に存在するゲームはBJだけです。資金が200万円あれば、日当10万円も狙える」
そんな夢のような話のカギを握るのが「カウンティング」。よくあるベーシックストラテジーではないという。
ベーシックストラテジーは“善戦止まり”
BJは、プレイヤーの手札2枚と、ディーラーのアップカード1枚を見て「ヒット(もう1枚引く)」か「スタンド(引かない)」を判断する。ベーシックストラテジーは、最適解に基づくその判断法だ。
「ベーシックストラテジーだけでも悪くはないんです。ただ、ハウスルールによりますが、期待値はマイナス0.4%ほど。例えば、1ゲーム3000円で12時間、約1200回プレイすれば、理論上の損失は約1万5000円。良い勝負ですが、長期的に勝つには物足りない」
そこで登場するのが、カウンティングだ。
カウンティングとは?──残りカードから「勝ち時」を読む技術
カウンティングとは、すでに配られたカードを記憶し、山に残っているカードの傾向を推測することで、プレイヤーが有利な場面でベットを大きく張る戦術だ。
「10(絵札含む)やAが多く残っていれば、BJでプレイヤーに有利な展開が期待できます。逆に2〜6の低いカードが多いと、ディーラーがバーストしにくくなる=プレイヤー不利になる」
基本的なカウント方法は以下のようなものだ:
- 2〜6:+1ポイント
- 7〜9:±0(無視)
- 10〜A:−1ポイント
プレイヤーは、シャッフル直後を「カウント0」として、開かれたカードを次々に加減算していく。例えば、6デッキを使用している場合、+16以上になったら「山に高カードが多い」と判断し、大きくベットを張るタイミングだ。
勝率1〜2%アップで“日当10万円”も現実に
このカウンティングを駆使することで、期待値はプラス1〜2%にまで跳ね上がる。プレイ数を増やせば、理論上は日当10万円も狙えるという。
だが、当然ながらカジノも手をこまねいてはいない。
カジノの対抗策と、それを超える“抜け道”
「見つかれば即出禁です。バレないように慎重にプレイするのが鉄則です」
カジノ側もカウンティング対策として、「コンティニューシャッフリングマシン(CSM)」を導入するケースが増えている。これは毎ゲームごとに自動でカードをシャッフルする機械で、カウントの意味をなくす仕組みだ。
しかしK田氏によれば――
「実際には、一定数のプレイまではシャッフルされていないことが判明しました。確かに期待値は1%程度まで下がりますが、それでもまだプラス域でプレイできます」
つまり、CSM導入の台でも、カウンティングが完全に無効化されるわけではないのだ。
結論:カウンティングは“反則”か、“技術”か?
カウンティングは、あくまでもカードの記憶力と数学的思考に基づいた**「合法的な技術」**である。イカサマや機械を使ったチートではない。だからこそ、見破れない限りはカジノも摘発できない。
だが、目立てば追放される。プロに求められるのは、戦術と同じくらいの“立ち回り”なのかもしれない。
あなたも“勝ち組”に? まずはベーシックストラテジーから!
いきなりカウンティングに挑むのはハードルが高いかもしれない。しかし、BJをただの運ゲーにしない第一歩として、ベーシックストラテジーの習得は必須だ。
その上で、カウント練習を重ねれば、あなたも“プロBJプレイヤー”への道が開けるかもしれない。
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まとめ
ブラックジャックにおける「イカサマ」とされるカウンティングは、実際には訓練と頭脳で勝ちに行く“技術”の一つです。合法スレスレのこの戦術を知ることで、あなたのブラックジャック観も大きく変わるかもしれません。
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